2008年4月28日月曜日

Gaiants

昨日2008年4月27日、甲子園球場で阪神VS巨人戦が行われました。現在首位の阪神を相手にこの日のジャイアンツの先発は内海投手。6回まで安定感のある投球をみせて、2-1のリードから8回まで細かい中継ぎをして、その1点差を死守していました。9回からはこのカードの第1戦でも3者連続三振にで抑えたクルーン投手。未だに防御率0.00の投手なので、勝利は確定的かと思われました。しかし、この日のクルーンは投球のコントロールが乱れがちで、ノーアウト1塁の場面でも矢野選手の顔面付近に投球し、あわやの場面もありました。さらにツーアウト1塁3塁の場面で被安打、続く打者も歩かせると新井選手をフォアボールでサヨナラの押し出しをしてしまった。このボール判定に切れたクルーン選手は友寄球審に向かっていき、NGワードなども交えて猛然と抗議していました。そして友寄球審は無情にも退場を宣告、収まりのつかないクルーン選手はベンチにグラブを投げつけていました。こういった重要なシーン、サヨナラで押し出してしまうような場面では審判の判断がゲームの勝敗に大きく影響を与えます。そして大抵の場合は負けた側は審判の判定を敗因とし、猛烈に批判するものです。しかし審判の判定というものは、ゲーム中にクレームをつけるのはまだしも、それがどんな現実とずれた判定であれゲームが終わったあとにそれを批判してはいけないものだと思います。なぜなら審判がいるからこそ試合というものが成り立つわけですから。今回のジャイアンツの逆転負けは確かにダメージが大きいと思いますが、ここ数試合のチーム全体のできはよくなってきているように思います。今回の試合でも首位阪神を相手に先発からリードを奪い、中継ぎ陣もそのリードを守り、そして防御率の高いクルーンに繋ぎました。この試合では最後に失点してしまいましたが、判定は紙一重だったし、誰にでも1度や2度の敗戦はあるものです。このパターンを毎試合継続することができれば今後のジャイアンツはかなり高い勝率を誇るようになるでしょう。原監督も今後のジャイアンツの見通しは悪くないと感じているようで、今回の敗戦の後もそんなに悲壮感のようなものは見られませんでした。

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