2008年6月4日水曜日

Rakuten

6月3日、プロ野球チーム、楽天の田中将大選手が交流戦の阪神1回戦に先発しました。この日は7回までで4失点となりましたが、打たれても、打たれても打線が好調で取り返してくれます。大量の援護に守られた田中選手は、セ・リーグ首位を独走する阪神から今シーズン6勝目を挙げました。この日のストレートは今シーズン最速タイの152キロをマークしたものの制球が定まりません。首をかしげながらマウンド上でシャドーピッチングをするほどすべてにくるしんだ投球で、田中選手が笑顔を見せたのは、試合終了後のハイタッチの時だけでした。1回、ワンアウト、2塁で新井選手には初球の146キロのストレートをはじき返され、センター越えのタイムリーツーベースヒットとなりました。首脳陣は田中選手を信頼し、前日2日には、交流戦期間中は黙秘を続けてきた先発を公開し、結果こそ期待通りでしたが、9安打4失点での降板には課題を残す投球となりました。このところずっとよくなく、原因を究明しないと、悪いままずるずると行ってしまうと野村監督も不安を感じているコメントをしています。この日は球団新記録の6イニング連続得点をマークするなど打線が爆発し、彼が投げれば点が取れるという昨シーズンのジンクス通りの結果でした。しかし、2年目の今年はそれでは安心してまかせることができません。球団最速で30勝に到達したものの、さらに上位をうかがうには田中選手の安定感が必要不可欠となるからです。調子が上がらない理由のひとつが腰の状態と言われており、投球の修正といってもその腰の状態が戻らないうちはむずかしいでしょう。目下はいかに現状でのベストを尽くすかが大事になってきます。楽天は阪神に勝ち交流戦首位タイをキープし、阪神との交流戦は通算6勝11敗です。甲子園球場では1勝7敗と分が悪いのですが、本拠地のKスタ宮城ではこれで5勝4敗と勝ち越しです。また、楽天の交流戦ホームゲームの成績は2005年6勝12敗、2006年9勝9敗、2007年7勝4敗1分けで、今年はここまでで5勝2敗です。

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