2008年6月2日月曜日

Hidetoshi_Nakata

1日に、サッカー日本代表のMF中田英寿選手が、イングランドプレミアリーグのマンチェスター・シティで現役復帰する可能性が浮上しました。マンチェスター・シティの幹部は、「日本で試合に出場するという話があるが、彼に現役復帰する意思があるなら歓迎する。オファーを出す準備を進めたい」と名言しました。この発言を受け、中田氏の代理人関係者も、「復帰の可能性があるとすればマンチェスター・シティだ」と言い切りました。マンチェスター・シティが中田選手に興味をもった背景には、6月7日の世界選抜に向けて、4月3日から約1ヶ月行った自主トレーニングにあります。その際に使った施設がバンコクにあるタイ軍所有の練習場で、マンチェスター・シティの会長で、前タイ首相のタクシン氏の関係者とのつながりで実現したものでした。世界選抜戦についても、同関係者は協賛を持ちかけるなど、中田選手への強い関心を示しました。マンチェスター・シティは、タイ代表の3選手を獲得するなど、アジア戦略を進めており、その象徴として中田選手に注目していると見られています。彼は2006年のドイツワールドカップを最後に引退した後、世界各国を旅することを決意し、サッカー界から姿を消しました。しかし、彼にも変化の兆しは見られており、タイ合宿では元日本代表のトレーナーの並木氏を帯同し、現役選手と変わらない1日5時間のメニューをこなしました。5月末に韓国で受けたインタビューでも、現役復帰の可能性についての質問に否定はしませんでした。1日にはニュージーランドのクラブチーム、ワイタケレから中田選手へ、クラブワールドカップ出場のオファーが来ていることなども報じられ、復帰への期待は高まっています。中田選手はタイ、韓国での世界選抜戦開催にも意欲を示し、コンスタントな試合出場も求めているようです。そこでこのマンチェスター・シティの動きが加われば、あとは本人の最終決断だけだといえます。7日の世界選抜戦で、現役復帰に関するなんらかの発言がある可能性もあります。そして現役復帰となれば、南アフリカワールドカップに向けて動いている日本代表にも変化が起こる可能性が高くなります。

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