2008年6月7日土曜日

Yasuda-Kinen

明日、6月8日は春の東京競馬5週連続G1開催を締めくくる「第58回安田記念」です。今年の安田記念は比較的シンプルなメンバー構成といえます。出走馬は、1番「ハイアーゲーム」、2番「キストゥヘブン」、3番「エイシンドーバー」、4番「ニシノマナムスメ」、5番「ウォッカ」、6番「オーシャンエイプス」、7番「グッドババ」、8番「ジョリーダンス」、9番「アイルラヴァゲイン」、10番「コンゴウリキシオー」、11番「スーパーホーネット」、12番「ドラゴンウェルズ」、13番「ピンクカメオ」、14番「エアシェイディ」、15番「ブリッシュラック」、16番「アルマダ」、17番「スズカフェニックス」、18番「ドリームジャーニー」の18頭です。強力な香港勢と、ヴィクトリアマイル勢と、前哨戦である京王杯SC勢の三つ巴という様相で、それぞれ本命候補が1頭ずつ人気となっており、この3頭の比較が肝となります。まずは香港勢で、マイル部門で世界トップタイのレーティングを誇るグッドババは、7着までだった去年の安田記念よりも明らかにパワーアップしています。ただ、来日後の調整が軽めなのに加え、テンションが高いことや、騎手のオリビエ・ドゥルーズさんが日本初騎乗など、不安要素もあります。能力はメンバーの中でもトップクラスだと思われますが、力を出し切れるかどうかがカギでしょう。ヴィクトリアマイル勢で人気となっているのは、いつもながら2着だったウォッカです。前走では、遠征帰りで馬体が細くなっていた状態での2着は底力があることを証明していますが、牝馬のみのレースだったので参考外ともいえます。好材料は騎手が岩田騎手に代わってどうなるかといったところでしょうか。減点材料がもっとも少ないのが京王杯SC勢で、注目なのは1着だったスーパーホーネットよりも3着だったスズカフェニックスです。このレースでは、スーパーホーネットが中団からうまく外に出して突き抜けたのに対して、スズカフェニックスは出負けして後方から4コーナーで大きく外へ振られる形でした。これだけ距離のロスがありながら、上がり32秒9は十分逆転が期待できる内容です。あとは武騎手がどんなコースと展開を選択するかどうかだといえます。

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