2008年6月8日日曜日

Okada_Japan

先日7日に、日本対オマーンの試合が行われました。2日にホームで3-0と快勝したオマーンに前半12分に先制を許す苦しい展開でした。開始時の気温は38度と、日本では経験できない暑さにも苦しみましたが、後半8分にはFW玉田選手が得たPKをMF遠藤選手が冷静に決めて1-1の同点としました。このままゲームは終了し、アウェーでなんとか引き分けて、勝ち点7で2位をキープしました。2位の日本は、3位のオマーンとの勝ち点が3差のまま。日本が14日のタイ戦で勝てば、オマーンが次戦で引き分け以下で最終予選進出が決定するという有利な状況となりました。この日の結果は引き分けに終わったものの、チームの中心となる、中村俊輔選手の動きはまずまずでした。前半33分には左クロスで、FW大久保選手の決定機を演出、その後もスルーパスやサイドチェンジで、攻撃の指揮をとり続けました。試合後は3人目の選手の動きが足りなかったが、今までよりもチームとしての動きはよかったとコメントし、今後の手ごたえを感じた様子でした。自分が相手に研究されているからと、PKを遠藤選手に譲るなど要所要所で冷静な判断を下し、代表合流3戦で完全にチームの司令塔となりました。後半開始からはMF松井選手の仕掛けたドリブルが試合の流れを変えたと言ってもいいでしょう。前半は体力を温存するためか、MF陣が個人技で突破するのを避け、パス回し中心でそのボールを相手に奪われるという展開が多かったのですが、後半に入ってからは松井選手が2度ドリブルを仕掛けたことで、オマーンのDF陣をあわてさせていました。オマーンの選手が松井選手のドリブルをファウルで止めるしかないと知ると、長谷部選手も積極的にドリブルで仕掛けました。その長谷部選手の突破から玉田選手にボールが渡りPKの獲得につながったと言えます。日本の同点PKの直後には相手にもPKを献上してしまいましたが、GK楢崎選手のファインセーブによって苦しみながらの同点。結果としては最低限はやったと言えますが、この試合は横綱相撲で勝って欲しかったところです。

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