2008年5月30日金曜日

Giants

ようやく、6度目の挑戦にして、勝率が5割にたどり着きました。28日、交流戦絶好調の楽天を相手に6-1で快勝し、内海投手は4安打11奪三振で自身初の無四球完投、チーム今シーズン初の完投勝利で5月勝ち越しを決めました。この日のヒーローは安部選手かも知れません。阿部選手は、3回ノーアウト一塁、二塁、0-1からの2球目、軸足でしっかり踏ん張り内角のストレートを思い切り振りぬきました。打球はライナーで右翼席に飛び込み見事な3ランとなりました。右の朝井選手と予想した相手先発は左腕の長谷部投手でした。昨年の12月、北京五輪アジア予選のチームメイトを序盤でくずしたのは、キャプテンの2スイングでした。2回の第一打席は0-2からの3球目、外角スライダーを左中間二塁打。谷選手の逆転2ランにつなげる一発でした。プレートの一塁側を踏み、インステップで投げてくるのが特徴の長谷部投手、左打者にはいやな角度もしっかりと頭に入っていました。開幕直後は不振だったものの、5月は23試合で4本塁打18打点、打率は3割6分3厘。調子を上げてきましたが体はまだ万全ではなく、一週間前からの咳はまだつづいています。左足首にはテーピングが固くまかれており、試合前はトレーナー室で入念にケアすることが日課となっています。ホームランでのベース一周は、軸足の痛みを忘れられる時間でした。今シーズン初めての東京ドームのお立ち台に上がりましたが、試合開始前テレビ関係者には「今年はまだないから、今日当たりないかなぁ」と予告をしていました。ジャイアンツは今シーズン6度目の挑戦で初の5割に到達しました。原監督は「勝負強さがでてきている。お互いにカバーしあうことができた」と試合運びには満足げでしたが、「まだ、5割でしかない」とこの状況はあくまでも通過点でしかないことを強調していました。安部選手も、「今いるメンバーでやらなくてはいけない。怪我をしている主力にはしっかりと治して帰ってきてほしい」と締めくくりました。この日の勝利で3連勝、今シーズンの反撃ののろしが上がったと考えてもいいでしょう。

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