2008年5月31日土曜日

U-23

U-23日本代表は29日、トゥーロン国際大会3位決定戦でコートジボワール代表と対戦し、2-2のPK戦の末に3-4で敗れました。FWエスクデロ選手が初ゴールを決めるなどの収穫もありましたが、準決勝のイタリア戦に続き北京五輪出場国に敗戦。反町ジャパンのアフリカ勢との対戦成績は1分け2敗となりました。2試合ぶりに先発したエスクデロ選手は0-1の後半27分、左サイドを突破したFW李選手のクロスに反応しました。そしてゴール前に走りこみ右足をあわせての初ゴールです。コートジボワール側に流れが傾いていた時の貴重なゴールでした。反町ジャパンでの初先発となった24日のチリ戦ではドリブル突破などの持ち味を見せましたが、後半は運動量が落ち、試合も0-2で敗れてしまっただけに、生き残りをアピールすることができて本当にうれしそうでした。反町監督は、「チリ戦のときに比べて消える時間が少なくなった。」と語り評価しました。今大会は李選手、森本選手、エスクデロ選手と、負傷した岡崎選手を除くFW陣がゴールを記録しました。2連勝した後の3連敗と下降気味に終わったこの大会ですが、日本代表の課題といわれているFWの得点力アップは明るい結果と言えるでしょう。一時は勝ち越しとなるゴールを決めた森重選手、1-1の後半37分、MF梅崎選手の左コーナーキックを豪快に頭で合わせました。後半25分からMF上田選手に代わって出場し、後半27分には左サイドの李選手にスルーパスを通して、エスクデロ選手のゴールの起点にもなっています。この大会では5試合中4試合に出場して4つのポジションでプレーしており、彼自身は結果を残せた大会ともいえます。ちなみにカターニャでプレーする森本選手は後半ロスタイムからの途中出場となり、今大会の全5試合に出場しました。ピッチにたった直後に後半が終了し、ボールに触れることなくPK戦を迎えて3人目のキッカーを務めました。そして見事に利き足ではない左足でPKを決めています。北京五輪まであと2ヶ月余り、今大会では結果は残せていませんが、課題と修正箇所が見えたという点では大いに身になった大会だったといえるでしょう。

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