2008年5月7日水曜日

Kouki_Kameda

亀田興毅という若いボクサーがいます。彼は1986年生まれの大阪府出身で現在は21歳。11歳の時からボクシングを始め、17歳の誕生日の日にプロボクサーになりました。そして、2006年8月に元WBAのミニマム級王者のファン・ランダエタ選手と世界戦を行い、WBAライトフライ級チャンピオンとなりました。2007年には王者を返上し、フライ級に階級を変えて挑むことを発表しましたが、2007年に弟である亀田大毅選手の世界タイトル戦のセコンドに付いた際に、不適切な指示を出したとして厳重戒告処分を受け、ずっと試合が決まらない状態でした。その亀田興毅選手が、メキシコで海外デビューする可能性が高くなりました。彼にとっては夢の世界進出で、亀田選手にとってはまたとないチャンスです。初の世界戦の舞台は2008年、5月17日に行われるWBA王者であるベネズエラ出身のムニョス選手とWBC王者であるメキシコ人のミハレス選手の世界スーパーフライ級王座統一戦で、そのビッグマッチの前座の出場オファーを受けたそうです。きっかけは、3月の再起戦を控え2月にメキシコ合宿に行った時のことです。6度目の防衛戦を前にしたミハレス選手と20ラウンド以上もスパーリングをした時にお互いの力を認め合い意気投合したとか。それがこのオファーにつながったようです。亀田選手は、ライトフライ級につづいて、今年はフライ級で2階級制覇を狙っている状態で、それが成功すれば来年からはスーパーフライ級に階級を上げて3階級制覇をするという野望を持っています。ですので、ボクシングの本場とも言われるメキシコで、しかも来年の目標となりかねないスーパーフライ級の統一戦の前座で実力を見せ付ければ世界に向けての強力なアピールとなります。ただ、現在は亀田選手は共栄ジムに所属しているため彼の独断でオファーを受けることはできません。契約解除の文書を提出し、共栄ジムからの正式な離脱が決定し次第メキシコでの試合出場交渉を始めることになるでしょう。メキシコでの試合まではあと10日もしかありませんが、海外では現地のコミッション、プロモーターの許可が降りれば即試合ができるのであとは調整次第ということになります。是非万全の状態で海外に挑んでもらいたいと思います。

0 件のコメント: