2008年5月4日日曜日

kamei

ついに5月、ジャイアンツが目覚めました。3日に神宮球場で行われた巨人VSヤクルト戦のことです。この日は9回まででノーヒットに抑えられていたジャイアンツ、0-0で迎えた9回ですが、この日はトーヒットという屈辱的な内容で終わってしまうのかと皆が思っていました。20歳の左腕投手に完璧に抑え込まれ、過去では2002年に8月1日に起こった悪夢の再現だけは避けたいジャイアンツ、何がなんでも得点がほしい9回ワンアウトの場面で原監督が今チームで一番調子がいいからと投入したリードオフマンが見せました。直球をメインにイケイケで押してくる村中投手に対しても絶対に気持ちで負けないぞという気合を見せました。合計9球のファールで粘りつづけ、ついに14級目に甘い玉を引っ張り出しました。真ん中に入って来たストレートを完璧にとらえました。この日のチームの初安打は右中間フェンスに直撃し、二塁打となりました。そして悪い記録を達成することを防いでつくった勢いに、今まで沈黙していたベテラン勢が目を覚ましそれに続きました。ツーアウト一塁、二塁の場面。代打で登場した大道選手は外角に来たストレートに逆らわず、右方向に会心の打球を飛ばしました。完璧に思い描いたところに飛んだ2点のタイムリーが右中間を真っ二つに破るのを見届け、二塁ベースの上でガッツポーズを披露しました。ついに村中投手をマウンドから引き摺り下ろしました。さらにこの勢いはとまらず、安部選手の復活弾をも呼び込みました。崖っぷちのチームを救った亀井選手と大道選手の勝負強さを見た原監督は2人に拍手を送りました。この試合の前日は休日を返上してまで打撃の練習に取り組んで、試合前のミーティングでも原監督は「もう一度原点に戻って元気にプレーしよう」と言っていたそうです。7回までで4安打無失点に抑えた内海投手の力投もあって、この日のジャイアンツは完璧に攻守がかみ合っての勝利となりました。やはり、この日の亀井選手や内海投手の粘りの気持ちがこの日の流れを呼び込み勝利に結びつけたのだと思います。3連敗を防ぐことができ、これからの反撃の手ごたえをみせた一日でした。

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