2008年5月8日木曜日

Matsui

ニューヨークヤンキースのゴジラこと松井秀喜選手が最近絶好調です。現地時間の6日に行われたインディアンズ戦には4番指名打者で出場すると、3打数3安打1四球の好成績で連続安打を同一シーズンの自己最長記録である「15試合」に伸ばしました。2シーズンをまたぐと「16試合」が現在の自己最高記録ですので、さらに記録更新も狙えます。第一打席目は1回、ワンナウト1塁2塁の場面でセンター前にヒットを、第二打席目は4回、先頭打者の場面でフォアボールで出塁し、第三打席は5回、ワンナウト、1塁の場面でライト前ヒットを、第四打席は7回、ツーアウトランナーなしの場面からレフト前ヒットを放ち、この日の松井選手は右に1本、左に1本、そしてセンターにも1本と、いずれも難しいコースにきた玉を3方向に1本づつ安打を放ち好調ぶりをアピールしました。4番打者についたここ3試合はすべてマルチ安打を放っており、現在の打率はリーグ2位の3割4分2厘にまで上昇し、現在の首位打者とは5厘差となり首位打者争いに名乗りをあげました。首位打者を奪うことができれば、あのイチローに次ぐ日本人2人目となる打撃タイトルとなります。この日の試合は3-5と逆転負けを喫してしまいましたが、出塁率がバツグンの4番打者としてその存在感を高めました。この日の1点を追う4回には投手に8球投げさせる粘りからフォアボールを選んで出塁するなど、最近の松井選手の出塁率はすさまじく、インディアンズ戦を終えて4割3分となり、これはリーグトップの成績です。長打よりも繋ぐプレイが目立ち始めた今、あの1990年に粘るプレイスタイルで大活躍したバーニー・ウィリアムズ選手のような伝説を作れる可能性もあります。メジャーリーグで6年目にして新しいスタイルを獲得した今、彼を止められるものなどどこにもありません。今年のゴジラはワールドシリーズ制覇と自身初のタイトルに向って突き進むでしょう。

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