2008年5月25日日曜日

Okada_Japan

先日、Okada_Japanこと日本代表とコートジボアール代表の親善試合が行われました。前半のFW玉田選手のゴールと、終始一貫性を持った守備で最後まで失点を防ぎ、1-0で勝利しました。この日の日本代表は相手を徹底的にサイドへと追い込みました。まずツートップが左右どちらかに方向付けをし、それに連動して2列目の遠藤選手、松井選手が相手のサイドバックに対してプレッシャーをかけました。さらにツーボランチが駆け寄って、ボールを奪ってから速い攻撃に切り替えました。マンマークで相手に引っ張られることもなく、全体的に自分のゾーンを大きく外さず、岡田監督のゾーンで守るという方針が表れていました。ヨーロッパ組2人を投入し、長友選手や香川選手、2人の若手を起用し、GKも川口選手から楢崎選手に代えました。メンバーをいじったことでチームのモチベーションが上がったのは間違いないですし、チームに刺激をあたえて、活性化につながったと思います。3月のワールドカップ3次予選、バーレーン戦で消極的なサッカーをして自滅しました。その直後に岡田監督の「オレ流」を宣言し、オシム流である「考えて走る」サッカーから一転、守備での細かい約束事を徹底させました。FWの大久保選手は「監督がやりたいサッカーをやれば強くなる。」と振り返り、DFの中沢選手は「前からの守備の意識が高く、こういうプレーだと後ろも守りやすい」と手ごたえを感じていました。チームの全員がそれぞれ考えるオシム流よりも、システム化をして闘うほうが日本代表には合っているということなのかもしれませんが、本番はあくまでも6月に再開するワールドカップ3次予選です。会見でコートジボワールの記者から「この日のコートジボワールは主力が7人いませんでしたが、この1-0という結果は励みになるか?」と聞かれた岡田監督は「コートジボワールはワールドカップ予選で勝負しているわけではないし、すべては予選へのテスト。勝った事はうれしいが、それが全てではない」と冷静に答えています。今後は中村俊輔選手もチームに合流するでしょうから、それからのOkada_Japanがどうなるかが楽しみなところです。

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